« 「句読点の半角モノ」・禁則処理――DTP・InDesign5において-2 | トップページ | 「Cドライブの容量不足」を解消! »

2011年9月30日 (金)

くの字点(くの2字分)の発見――DTP・InDesign5において-3

 

 平仮名の「」の字を延ばしたように書き、2字以上の仮名、もしくは漢字と仮名を繰り返す、これは昔の本に使われ、私たちは編集上、基本的に使わないこととしていた。

 

しかし今回は学術書のDTP作業の引用文で、『内地雑居後之日本』(1899年、明治32年刊)の本文にある。

 

 さてなんと読むのか、これも分からなかった。そこで昔、「々」を勉強したことがあり、検索してみたら、本文近くに「踊り字」の表記があり、そしてその中に、それは「くの字点」と読むことがわかり、さらに「Unicode」の「U+3033」、「U+3035」だとわかった。

 

大昔、活字の現場に何回も入っていたが、文選労働者はすばらしことをスイスイとこなしていたんだなと思った次第。

 

くの字点(くのじてん)

 

<> <> <> <> <> <> <> <> <> <> <> <> <> <>

 

記号

 
 

Unicode

 

 

 
 

JIS X 0213

 
 

文字参照

 

 

 
 

名称

 
 


 
 

 

 
 

 

 

 

 

U+3033

 
 

1-2-19

 
 

&#x3033;
  &#12339;

 
 

くの字点上

 
 

 U+3035

 
 

1-2-21

 
 

&#x3035;
  &#12341

 
 

くの字点下

 

 

 

  ▽下記サイトに「InDesign・DTP早わかり」を一挙にUP。

 

   現代労働組合研究会のページ

 

« 「句読点の半角モノ」・禁則処理――DTP・InDesign5において-2 | トップページ | 「Cドライブの容量不足」を解消! »

PC・DTPあれこれ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 「句読点の半角モノ」・禁則処理――DTP・InDesign5において-2 | トップページ | 「Cドライブの容量不足」を解消! »

無料ブログはココログ