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2011年7月12日 (火)

川柳川柳―落語家の本は、「絆」をもとめる人にマッチ!

 2011年1月15日にさいたま高齢協(福祉生協さいたま 生協法人さいたま高齢協)のみなさんと寄席・上野鈴本に行ったが、それ以後、地元の越谷市立図書館を活用して、落語本ざんまいを果たしている。

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 落語家の中に「川柳川柳」という名前で「ガーコン」といわれる軍歌を歌いながら観客を圧倒する奇妙な落語家がいる。

 その川柳さんの『天下御免の極落語』(彩流社、2004年6月)の後半に掲載されている「【下席】絶対放送禁止! 自作艶笑落語集」は、これまで読んだ中で異色異端な落語本を象徴している。読んでもらうしかない。

 川柳師匠のもとにはせ参じた川柳つくし著の『女落語家の「二つ目」修業』(双葉社、2010年6月刊、1,365円)も読んだ。「世はおんなの時代」とはいえども、女落語家として研鑽するつくしさんはどんな人なのか興味があったので(実はこちらの本から川柳川柳師匠の本というのが流れだが)。

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 ウクレレ漫談などもやりながら新作に挑戦している女落語家ということがわかったので、そのうちに一度観に行きたい。
 本は「いま明かされる二つ目の真実…その修業の日々をつくしが紹介。春風亭昇太、立川志の輔、柳家喬太郎、三遊亭円丈ら8人の師匠へも『二つ目時代』についてインタビュー」をしているのでこれはこれでおもしろい。

 落語家の本は、古典としての落語の世界が醸し出すなんともいえない「江戸」に接近できるが、バラバラに生きざるを得ないいまの私たちに、「なかま」「絆」を考えさせる温かい本のような気がする。

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