ふくし生協さいたまに略称を変更
6月26日(日)にコーププラザ浦和で「生活協同組合 さいたま高齢協第6回総代会」が開かれた。
開会の冒頭、増田アツミ理事長より「東日本大震災と福島原発事故」の被災への激励をこめた挨拶があった。
総会の前に、日本高齢者生協連合会会長・鹿教湯病院名誉院長の市川英彦さんから「高齢期を生きいき―生き方と逝き方」をテーマにお話を伺った。
本通常総代会で、これまでの「高齢協」の前に「ふくし生協さいたま」というネーミングを打ち出していくことが決まった。
その理由は、
1 定款で謳われている「高齢者・障害者等の福祉に関する事業であって組合員に利用させるもの。主たる事業として福祉事業を推進する」という、自らの事業の目的とその目標を明確にして、市民とともに歩む姿を明確にすること。
2 「高齢協」という名前への忌避感が、40代~50代の女性のなかに多く生まれていて、自らが参加していくという共感を醸し出すネーミングではなくなっていること。
3 「一人ぼっちの高齢者をなくそう」「社会を担う高齢者になろう」、「障がい者や子どもたちが安心して生きられる地域をつくろう」――そして地域から福祉社会をつくりだす主体になろう、という運動目標を担うこと。
全国の高齢協ができて10数年。
日本高齢者生協連合会第10回総会(6月5日)の報告書にある各地の取り組み――「コミュニティケアの推進」「小規模・多機能な宅老所を」「ケアホーム(共同生活介護)をつくりだす」「入居しやすい高齢者専用住宅づくり」「就労支援のための事業」「高齢者と障がい者を支えるモデル地域にしよう」「安心サポートづくり」――は、地域社会に高齢者も頑張れるテーマがあふれるように紹介されている。
ここでやっと、日本で生まれた高齢協の役割が明確になってきた。










