『蒼空に梢つらねて―イールズ闘争60周年・安保闘争50周年の年に北大の自治・自由を考える』
手元に分厚い郵パックが届いた。中身は、「北大五・一六集会報告集」編集委員会編:『蒼空に梢つらねて―イールズ闘争60周年・安保闘争50周年の年に北大の自治・自由を考える』(柏艪舎、発売は星雲社)だった。
友人の手島繁一さんから送られてきた。
手島さんは私と同世代の社会政策・労働経済学の研究者だが、故あって故郷の北海道に帰って、研究活動にプラスして、趣味の写真(山や木々など)に邁進している。
彼の学生運動や法政大学との関係についての紹介は、五十嵐仁さん(法政大学大原社会問題研究所の所長)のHP(「五十嵐仁の転成仁語」)に詳しいので参考にして欲しい。
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/
手島さんは、札幌にもどり、歴史的事実としての北大学生運動を「イールズ闘争」までさかのぼって、その当事者の報告をまじえて、総括的出版にこぎつけた。その苦労は、“並大抵”ではなかったと思う。
“並大抵”ではない証拠(戦後左翼史にかかわる)が本書のいくつかのページで、発見できる。
400ページを超えるなかに、私が指摘できる箇所は、7カ所もある。読んで探してほしい。
ちなみに、“「蒼空に梢つらねて」は、恵迪寮歌「都ぞ弥生」の三番の歌詞から採ったもの”と。旧帝大の匂いが、本書から醸し出されてくる。
柏艪舎(発行元)
〒060-0002 札幌市中央区北2条西3丁目1番 タケサトビル6階
Tel:011-219-1211 FAX:011-219-1210、「領価:2000円(税、送料込み)」
▽追記 「手島繁一のページ」をオープン(2014.03.15)
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