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2011年1月

2011年1月22日 (土)

今崎暁巳さん(ドキュメンタリー作家)の主な雑誌掲載のルポ・評論集を発見

 2011年6月4日(土)午後1時半(予定)に開く、「故・今崎暁巳さんとともに語り合う会」(仮称)の準備が進んでいる。

 場所は、JR王子駅(京浜東北線)下車3分のところにある、「北(ほく)とぴあ」がやっととれた。場所探しは、地方選挙があったりして政治関係がおさえているのか、都内で10カ所ぐらい探して決まった。それもインターネットで検索したり、朝から電話して通話中だった「北とぴあ」がお昼一番につながって、「100人ほど入れるきれいなホール」がとれた。

 次は、今崎さんが雑誌に書いたリストが、実行委員会代表の柳沢明朗さん(労働旬報社元社長)のところにあるのではないかと、確認したが、「見たことはあるが手元にない」「どこに行ったのでしょうか」と聞くと、「だれかのところにあるはずだ」といわれたが、これも偶然に発見した。

 前々から、「国立情報学研究所 論文情報ナビゲ―タ」というサイトがあることを思い出し、そこで発見した。
    http://www.nii.ac.jp/

 HPでは、「国立情報学研究所/National Institute of Informatics は、情報学という新しい研究分野での『未来価値創成』を目指すわが国 唯一の学術総合研究所として、ネットワ―ク、ソフトウェア、コンテンツなどの情報関連 分野の新しい理論・方法論から応用展開までの研究開発を総合的に推進しています」と書かれていた。

 昔、大平内閣の時に、「危機管理」(crisis management)の一環として「学者・研究者・文化人の論文を収録する予算がある」と聞かされたことがある。その一環か?

  「今崎暁巳のページ(HP)」にそのリストを掲載した。
   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/imazaki/index.htm

 今崎さんの執筆の歴史を見ると「労働旬報社柳沢社長の時代」と、マッチングしていることがよくわかる。

 大出版社の編集者ではないが、「戦後民主主義の開花」を実践した人々の一冊の本ができるのではないか。

2011年1月15日 (土)

寄席・上野鈴本にて団体さんで見物

 1月12日(水)の午後、寄席に行った。
 さいたま高齢協などが呼び掛けたもので、当日は22名の参加(協賛した他のグル―を含めてほぼ50名を超えた)。
 上野鈴本はJR御徒町駅か上野駅から歩いて5分ほど。
 幕の内弁当付きで一人当たり3400円。正月二之席昼の部で、わが団体様はほとんど60代後半以上。女性が9割。場内は7分の入り。ほとんどが白髪の人。
 落語ブームといわれているが、いくら昼の部とはいえ、団体様をのぞくと、パラパラになるのではと思った。
 落語は、楽屋で話が出たのか、団体女性向けか「女っ気」のある話が多かった。
 あとは「現代ものの高齢者」の話。
 トリは、鈴々舎馬風さんの「美空ひばりオンパレード」

 笑いは「健康の素」と感じた日だった。何年振りかで行ったが、ナマはいい。


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正月二之席昼の部のプログラム(下記HPより) 

上野鈴本HP
http://www.rakugo.or.jp/


 さいたま高齢協のニュースも見てください。

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http://e-kyodo.sakura.ne.jp/maati/index.htm


2011年1月10日 (月)

柴野徹夫さんの「本のメッセージ」を紹介

大先輩ジャーナリスト・柴野徹夫さんのパワー全開
――『鬼――沖縄のもの言う 糞から金蠅』(金城実・柴野徹夫共著)

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1冊の本が送られてきた。
大先輩のジャーナリスト・柴野徹夫さんが書いた本だ。
作家の森村誠一さんの文章が投げ込まれていて(失礼ですが)、そこには、「重い本である。本も重いが、内容が、さらに重い」と書きとめられている。
たしかに、横・25㎝、縦・22㎝、192ページ、重さは?(家庭用調理のハカリでは量れず)。
「いま貧困と戦争に反対する鬼になろう」「沖縄から世界が変わる」「アジアから“平和の風“をおこそう」「憲法9条は大黒柱」と訴えている。

 内容はぜひ手に取ってみてほしいが、彫刻家・金城実さんのすさまじい鬼気せまるとしか表現しようがない沖縄で製作されている彫塑群(すごい!)を基本に、後半はジャーナリスト・柴野さんの「今こそかたっておかねばならない、命ある限り果たさねばならないと常に肝に銘じていることを精魂込めて形にし、したためた」文章を中心に構成されている。

 本書から外れてしまうかもしれないが、柴野さんの原初的体験を初めて知った(同書、161ページにつぎのような文章がある)。

 “ぼくが、「京都・働く仲間たちの手帳の会」という集まり(サークル)を起ち上げ、同人誌『僕らを見てくれ!』を編集・発行するようになったのは、その頃(一九六〇年)だった。働く若者たちの閉塞、鬱屈した胸のうちを詩、日記、手紙、写真、まんが、スケッチ、楽譜など、それぞれの得意な方法で表現してもらい、編集した。/ガリ版刷り、タイプ印刷に始り、ついには活版印刷にまで成長したこの文芸雑誌は、一九七五年まで続いた。”
 そのころとは、“彼ら(都会に呼び寄せられた、高度成長期の金の卵)の間で静かなブームを呼ぶ二つの雑誌があった。/ひとつは、『人生手帳』。薄っぺらな月刊誌で、その読者たちよって「緑の会」というサークルが各地に展開されていた。/今ひとつは、『週刊わかもの』(のちに月刊『グラフわかもの』に)という雑誌で、各地にその読者会サークが、作られていった。”

 私たちの先輩から語り続けられていた話が、文章として久しぶりに出会った。インターネット上には、なかなか出てこない話だ。

 時代が回って、本書を発行した「憲法9条・メッセージ・プロジェクト 代表 安斎育郎 編集統括柴野徹夫」に集う面々は、50年後の新規「僕らを見てくれ!」と、今、さまざまな出版活動、「しゃべり場」づくり、「勉強会」づくりに励んでいる。
 本書は、製作支援金2000円。
 申込先は、下記のHPのサイトへ。

「憲法9条・メッセージ・プロジェクト 代表 安斎育郎 編集統括柴野徹夫」のHP
 http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/index.html

プロフィール柴野徹夫(上記、同書より)
 1937年京都市生まれ。59年京都教職員組合専従書記を経て、73年、新聞記者に。89年、50歳でフリージャーナリストに。82年度日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。
 いらい22年間、「山猫軒シンポ」主宰(大津市仰木の里の里山の仕事揚で、隔月のシンポジウムを継続中)。
 04年9月、「憲法9条・メッセージ・プロジェクト」(略称K9MP。代表・安斎育郎・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長。日本の主権者意識を耕す草の根市民活動のタネをまくのが目的)を起ち上げ、事務局・編集統括。
 一昨年夏いらい毎夏、イラク帰還米兵アッシュ・ウールソン君を招き、世界の平和と憲法を守る「全国縦断講演キャラバン」を精力的に敢行、各地に影響を広げる。
 全国どこの「つどい」「しゃべり揚」へも出かけ、学習・講演活動に邁進。
2009年クリスマスから新年にかけては、若者たちを含めた一行11名でパレスチナのガザへ激励・取材に出かけ、ありのままの世界の姿を自分たちの目で見てくる。
 ◇K9MPが編集・発行する評判の「魔法のブックレット」は、16点を数え、全国各地の草の根市民運動を励ましている。ほかに注目の単行本『現代の万葉集 巻の1』、『異議あり!』(アン・ライト著の日本語版)刊行・普及などでも注目される。
▼主な著書
「日本の貧困」(新日本出版社)、「原発のある風景」上・下巻(未来社)、「京の花いちもんめ」、「ぼくらは戦争が好きだった」(朝日文庫。森村誠一・本島等共著)、「まんが原発列島」、「ルポルタージュは世界を揺るがす」(大月書店)、「ぼくが医者をやめない理由」(ろうじゅん)、「そこに原発があるけれど」(あゆみ書房)、「まんが原発列島」(大月書店)ほか。

 

2011年1月 7日 (金)

「今崎暁巳さん逝く」PART3

 多くの読者の心の糧になった本が多かった作家だが、ここにも「人生的刺激」を受けた大学の研究者のインタビューが載っていた。

 下段は、旬報社のHPで『三菱帝国の神話』が全文読める。忘れずに紹介しておきたい。

   [PDF] 3回 社会政策・石井まこと教授(大分大学・労使関係論)

  http://www.ees.ec.oita-u.ac.jp/gp/reporter/reporter_3.pdf

それから、今崎暁巳さんの「ドキュメント日本航空」. という作品も心に残っています。労働組合という、企業で働いている人たちが自分たちの労働条件をよくするために 組織を作ります。極めて正しい行動です。法律でも認められています。 ...

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旬報社デジタルライブラリー

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著者名: 今崎暁巳. 判型: 四六並製. ページ数: 303. 発行日: 197702.

著者紹介. 分野: ルポルタージュ. 種別: 書籍.

紹介文: “あなたの三菱、世界の三菱”原子力、航空機・戦車・ミサイルから自動販売機まで、国民のすべての生活に入り込む三菱。 ...

http://www.junposha.com/library/?_page=book_contents&sys_id=56

   ▽追記

   
   今崎暁巳のページ


◇「ある編集者のブログ」より            

「今崎暁巳さん逝く」 10/12/26
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-084c.html

「今崎暁巳さん逝く」Part2 10/12/29
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-0157.html

「今崎暁巳さん逝く」Part3 11/01/07
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/part-01e7.html

今崎暁巳さん(ドキュメンタリー作家)の主な雑誌掲載のルポ・評論集を発見 11/01/22
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-f885.html

今崎暁巳さんのルポ論が残したもの――プロレタリア文学のルポ論を継承するために 11/07/09
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-802c.html

2011年1月 5日 (水)

観てきました映画『シチリア! シチリア!』

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年公開のイタリア映画)、『みんな元気』(1990年、前同)で有名な、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品。

 インターネットで調べたら、銀座4丁目の服部ビルの裏側にある、小さな映画館・シネスイッチ銀座で観られた。

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 新年明けで、小さな映画館でも観客は、7分の入りか?

 この映画館は、かの昔から観に行っていたが、今回は10年ぶりぐらいか。

 

映画は、1930年代からのイタリアのシチリアが舞台。

 映画の中身を知らないで行ったが、主人公・“ペッピーノ”は、年代から(監督は1956年生まれ)、親の世代を描いている映画だと観ながらわかったが、ストーリが展開していくうちに、なんと「オールド・ボルシェビキの家族愛」を描いたものだということが分かった。

 横軸はペッピーノと村一番(?)の美しい娘マンニーナとの恋愛、親の反対を押し切った結婚。そして子どもたちを囲む家族の愛。なんといっても、イタリア映画のよさの一つ、子どもたちがいい。

 縦軸は、戦前のファシストとのたたかい、戦後の農地解放闘争、ペッピーノをめぐる共産党活動(おもしろいのは、彼がシチリアからソ連に派遣され戻ってきた時の会話、「すごいところだった」[正確にシナリオどおりではない]と話す場面。かの地の圧政を予測させる)、市議会議員活動(マフィアやいまはなき、なつかしきキリスト教民主党、共和党、社会党も登場)など、まだイタリア社会に共産党があった時代の姿を描いている。

 

 最終シーンの前、息子(カメラマン)との駅ホームでの別れの場面、そして列車を追いかけるシーン。

 その青年がジュゼッペ・トルナトーレ監督だとしたら、何をテーマにしていたのか、観ているボクには、よく分からなかった。

 

 イタリア社会の変転と家族の変位を、シチリアの地で描いていく、コンセプトは成功したのだろうか。

 ある映画評で「老いた彼は、シチリアの岩山の伝説が伝える“幸せ”を確かに手にすることが出来たのだと思う」と書かれていたが、そうなのか。 

それにしても、縦軸を延々と描く監督の思いは、なにか。

 

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