「今崎暁巳さん逝く」Part2
今崎さんの主な仕事は、インターネットが登場し、一般庶民の間に広がった「Windows95」以前だったので、残念ながらその業績に対する「共感応答関係」は、少ない。
しかし、YahooやGoogleなどで検索してみたら、以下のように「労働者」のなかで脈々として、現代につながっていることが分かる。
「高度経済成長社会」のなかで、人間讃歌と人と人のつながりを描きつづけた作品が、普通に生きる人びとの「人生の糧」として生き続けてほしい、と願っているのは、ボクだけではないだろう。
西淀川労連のHPより(元のアドレスは、下参照)
http://nishiyodo925.web.officelive.com/201012.aspx
『娘たちは風にむかって』のポスター
2010.12.7 2011年西淀川春闘共闘立ち上げ映画上映会:『娘たちは風にむかって』
12月1日(水)、西淀川春闘共闘の立ち上げ映画上映会が開かれ、11団体・労組21名が集まりました。西淀川の労働運動の歴史を学ぶ学習会として、労働組合だけでなく新聞折り込みをして広範囲に参加を呼びかけました。
映画の舞台になったのは、大阪・西淀川区にあった大建被服という被服工場で実際に起こった争議を素材に、今崎暁巳が脚本を執筆。監督は「母のない子と子のない母と」など民芸映画社の作品を多数手がけた若杉光夫。撮影は井上莞がそれぞれ担当したものです。
大建被服西淀川工場の従業員たちは突然、工場閉鎖、全員解雇を言い渡されました。総員63名、大半が中学卒業後の女子でありました。その大半はすずめの涙ほどの退職金で辞めていきましたが、8人の彼女たちと1人のおばちゃんは“乙女争議団”と世間から呼ばれる組合を結成し、頑張った姿を描いた映画であります。映画の題名は『乙女たちは風にむかって』です。
プロジェクターの調子が悪く、何度も映像が切れてしまい、最終的には小さなテレビ画面で観るというハプニングもありましたが、映画の内容とあわせてそれがまた参加者の団結を強めたのではないかと思います。
41年も前の争議を題材にした映画でしたが、参加者全員が「観てよかった!」と思える内容で、いまにつながる話がたくさんありました。
映画終了後には、2011年春闘共闘の役員体制を確認、森田敏明新議長の閉会あいさつと団結がんばろうで2011年春闘をみんなでたたかおう!と決起しました。
◇「ある編集者のブログ」より
「今崎暁巳さん逝く」 10/12/26
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-084c.html
「今崎暁巳さん逝く」Part2 10/12/29
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-0157.html
「今崎暁巳さん逝く」Part3 11/01/07
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/part-01e7.html
今崎暁巳さん(ドキュメンタリー作家)の主な雑誌掲載のルポ・評論集を発見 11/01/22
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-f885.html
今崎暁巳さんのルポ論が残したもの――プロレタリア文学のルポ論を継承するために
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-802c.html
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