2020年5月31日 (日)

ホームページビルダーの転送設定ができない→できた

 3つのサイトを更新している「ホームページ」のサイト(アプリはホームページビルダー20)で、基本になっている「e-kyodo」の転送がうまくいかなくなって1週間。
 転送できないPCとサイト転送できるPCの画面(左右に立ち上げて)を見比べてみたところ、「詳細設定」のレ点が入っていないことを発見。

  200531hpsettei1

  200531sousinsettei

   あきらめようとおもったが、やっと解決した。原因は不明。

 今月、400アクセスがあった《EPSON Scanで「プレビュー」が見えなくなって困った[2016年11月 3日 (木)]》と同じ状況を克服した感じだ。
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/epson-scan-f843.html

2020年5月19日 (火)

櫻井善行さんの『企業福祉と日本的システム――トヨタと地域社会への21世紀的まなざし』を紹介。

 櫻井善行さん(名古屋市立大学大学院経済学研究科研究員、愛知働くもののいのちと健康をまもるセンター理事・事務局次長)から2冊の本が送られてきたので紹介したい。
 1冊目は『企業福祉と日本的システム――トヨタと地域社会への21世紀的まなざし』(ロゴス刊、2019年11月)
 http://logos-ui.org/book/book-35.html

   200519sakurai31 
 2冊目は『トヨタの労使関係』(猿田正機編、税務経理協会、平成21年3月)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032223389&Action_id=121&Sza_id=F2

 前々から「ある編集者のブログ」(nifty)で追究してきた「大企業・総評型労働組合はどうなったのか」で、櫻井善行さんの論文を紹介してきた。

▽2016年7月10日 (日):『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論はつづく
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7f4c.html


 《全造船石川島の事例から「大企業における一企業一組合」を論じている本を紹介した。
 その本は中村浩爾・寺間誠治編『労働運動の新たな地平』(かもがわ出版、2015年8月13日)で、その《第Ⅱ部 各論――労働現場の諸相 日本的労使関係と大企業の労働組合――「ユニオンショップ」制と少数派組合の事例から 桜井善行 》だ。

 ご本人とお会いしたのは、2017年9月、東京都内であったある研究会の場であった。
 WEB上ではかなり知ったつもりであった(故・芝田進午さんに触れていたり)が、facebookでの発信を読んでいると、「定時制高校の卒業場面」が紹介されていたので、その傍ら「研究活動も労働組合支援」をなさっている人だとわかった。

 その櫻井さんが「博士号取得と出版(『企業福祉と日本的システム』)」を果たした記録が、同封されて送っていただいた。同時代に生きてきた者として、素晴らしい業績を獲得したものだと、びっくりした。その指導教授が十名(とな)直喜氏(名古屋学院大学経済学部政策学科 教授)と紹介されていたので、二重だった。
 十名さんは私が昔、かなり愛読した『経済科学通信』(基礎経済科学研究所)でたびたび読んでいた著者で、その人と一緒に学んでいたということ。
 さて、本については、目次を書いておく。
 まえがき
 序 章 企業福祉の鳥轍
 第1章 企業福祉をめぐる先行研究
 第2章 企業福祉の歴史的変遷
 第3章 企業福祉と格差社会
 第4章 企業の社会的責任と企業福祉
 第5章 企業福祉と労使関係
 第6章 企業福祉と企業内教育
 第7章 企業福祉と企業城下町
 終 章 企業と地域社会の創造的共生に向けて

  200519sakurai21

 大学院へ行き、本書を出版した思いについては、櫻井さんがお書きになった「社会人研究者としての歩みとこれからの課題 博士論文完成の経緯」(名古屋市立大学大学院経済学研究科研究員、PDF版)をお読みください。
 「インターネット事業団のページ」(2020年5月)
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/#200501-rogo

 2冊目の『トヨタの労使関係』は、「企業内少数派として形成した全トヨタ労組」の選択と葛藤について論じている。これについては、後述したい。

  200519sakurai51

2020年5月 5日 (火)

寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか

 寺間誠治さん(2019年2月2日にご逝去。享年70歳) が亡くなって久しいが、ご本人とは「業種別職種別ユニオン運動」研究会で同席した者で、編集子は同時代を別の所で生きてきた。

 寺間さんの「労働組合運動への期待」について、過去に書いてきたものだが、全労連系やそれ以外の組合運動家にもこのようなテーマをどうしていくのか、考えていただきたく再UPした。

 

 ▽私が紹介した「全労連の研究」(2012.07.08)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/zenrouren.htm

 

 産業別労組づくりのビジョンを提示――全労連の現勢と組織拡大戦略(残念ながら元のデータが削除されて読めない)

 二つ目は、寺間誠治さん(全労連組織局長 寺間誠治・労働者教育協会副会長)の「この社会を変える展望新しい労働運動とナショナルセンターの役割」(第117 期基礎教室第11 回(最終)講義 <社会を変える力はどこにあるのか> 2010 年7 月3 日)。この当時の肩書で、現在は政策総合局長。

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/117-11terama_resume_data07.03.pdf

 

 冒頭に掲げられている3つの柱は、以下の通り。

 ① 労働組合こそ使用者と対等に渡り合えるツール。社会的連帯がユニオン運動を通じて実現している

 ② ナショナルセンターとは何か。 一国の労働者の労働条件の水準は、その力量に規定される

 ③ 情勢は激変。未来を拓くために、個人を尊重した労働運動の再構築へ

 講義録のレジュメだが、全労連がどのような分野に力を注いでいるかが分かる。

 第一に、「社会的正義の実現~非正規に向かうユニオン」と、「新しいユニオン運動前進の背景」を示している。

 ①製造大企業における違法派遣の急増と法的・社会的責任放棄に対する批判

 ②労働力流動化と賃金・労働条件決定システムの変化 

 ③企業別組合の閉鎖性への批判と社会的労働運動への支持と共感

 ④ローカルユニオンの自主性・多様性の魅力

 ⑤青年労働者の意識変化

 

 その次に、寺間さんが掲げている柱が大事だ。

 ②組織的空白地帯

 1.製造大企業構内の広大な非正規労働者(戦略的陥没地帯)

 2.流通・サービス産業(小売10.2、サービス4.6%)

 3.中小零細企業(99人以下1.1%)

 

 「戦略的陥没地帯」と書かれている、大企業製造業における「労働オルグ」の組織配置が、今後の全労連のゆくえ・未来の戦略を決定するのではないか。

 アメリカ映画ではないが、工場・大規模店舗の外から「女性オルグが組織化を行う」ルポルタージュが書かれる時代だ。

そのために、「合同労組の研究」を示しながら、以下のような「産別組織の紹介と改革方向」を示している。

 

 ▼日本型産別組合~産別交渉権を持つ単産

 全国港湾、海員組合、私鉄総連、プロ野球選手会、建交労(ダンプ、生コン)、UIゼンセン(NCCU)

 

 産別組織の改革方向

 1.産別労使関係機構の確立=産別団交と産別協約締結にむけた戦略構想

 2.産別ユニオン(個人加盟一般般労組)の確立=企業横断的機能の強化

 3.ローカルユニオンと産別ユニオンの地域的連帯強化

 →組織改革への模索:映演労連、生協労連、金融労連、全建総連…。

 ▼組織改革の戦略的方向、必要な検討課題

  1.理念:未組織の組織化は日本労働運動の改革

  2.運動論:地域運動と教育学習を通じた企業別組合の内部改革への努力

  3.組織論:地域ユニオンの構築と産別ユニオンによる企業別組合改革

 ▼おわりに~新自由主義改革ではなく新たな福祉国家へ

  新たな福祉国家へ~全労連「雇用の安定を求める研究会」発足

  憲法13条 「団結強制」ではなく、個人を尊重した運動の再構築へ

  連帯の絆に包まれた個人は、他人への攻撃(不正)を自己のものとして行動

 『若者よ、マルクスを読もう』(内田樹「共産党宣言」より)

 

 全労連における「産別組織」づくりでは、旧運輸一般、建設一般全日自労などの「産業別・地域別一般組織づくりの経験(失敗も含めて)」を再考してほしい。その周りに、金融や電機、食品、印刷、航空などの新しい「一般労組」づくりと全労協・連合の単組と「共同」する度量が欲しい。

 首都圏ユニオンを生みだした、公共一般労組などの経験も、身近にあるのではないだろうか。

【参考】寺間誠治さん「労働運動と社会的連帯のチカラ」(東京労働学校115 期基礎教室 第7 回講義(2009/4/25)レジュメ)

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/115-terama-resume4.25.pdf

  

  ▽追記(2005.05.05)

 この二つの原文をお持ちの方がいたら、下記にお寄せください。「現代労働組合研究会のページ」にUPしたいので。

  sin_ryo11731アットyahoo.co.jp(アットを@に変えて)

2020年4月30日 (木)

『武蔵野のいま 沼沢地 三枝登志夫随筆集 2』を紹介。

 「小越洋之助のページ」(国学院大学名誉教授) にUPしました。

 200430ogoshitop
 

 ◆目 次

 武蔵野のいま
 夏野菜・野菜づくり雑感
 山の教会の結婚式
 宮崎駿「風立ちぬ」を見てー「天空の城ラピュタ」との比較で
 川越を歩く
 あとがき

   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ogoshi/ogoshi-index.htm

 

 あとがき
 私は下町の御徒町の生まれで、育ちも下町である。浅草には徒歩30分かかったが、上野や神田は近く、少年時代には湯島天神や神田明神にはよく行った。
 上野の不忍池は、当時は川魚や川エビが豊富で、子ども同士でよく釣りにいった。
 池という池は興味本位でいろいろ行った。東京大学の構内に裏道から入りこみ、三四郎
 池に魚がいるのかを観察したり、電車で井之頭池にも行った。
 やがて中学生になり、国語の教科書から国木田独歩の文章に接した。
 爾来、文学散歩の類に興味を持ち、大竹新助『写真文学散歩』(上・下 現代教養文庫)などを愛読した。そんな青春時代に「武蔵野」への関心で自分の内面を染めてきた。
 いつか自分も大竹さんのよう文章を書いてみたい、と思ったが、なかなか時機を得なかつた。今回、随筆でこれを書くことは、独歩の時代の「武蔵野」の変化を見て、「雑木林」などの風景を期待することもあるが、失われたもの、「滅びの美」を感傷的に賛美する趣旨ではない。タイトルにあるように、武蔵野の「いま」を歩いて、観察して、いまの時代にこういう場所があることを再発見することにある。首都圏においてその面影を探ることができれば、この文章も何らかの意義があろう。ただし、思った場所にすべて行くことはできなかった。歩く場所の選択は当方の主観のままである。
 また、今回の随筆では、武蔵野と関係がない文章3本を挿入した。
なお、川越は武蔵野台地の北端になるが、ここでは武蔵野の一環というより、この地域が独自の歴史と文化がある観光地として、末尾におくこととした。
 さいごに付言すれば、この随筆集は前作『沼沢地』に続くものである。読者の感想を得たいと思う。
 二〇二〇年春
 著者

  ▽追記:2019727 ()『沼沢地 三枝登志夫随筆集』を紹介した

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-394727.html

2020年4月13日 (月)

シーアンドシー出版時代に関わった「雑誌・新聞」です。

 【コロナ禍のなかで】シーアンドシー出版時代に「多くの仕事仲間と一緒に編集した雑誌・新聞」をまとめてみた。
 デザイン事務所(フリーのデザイナーも含めて)、フリーライター・カメラマン・イラストレイター・編集に参加した方々に感謝申し上げます。
  http://e-kyodo.net/

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 『PROSUME』(大阪よどがわ市民生協、シーアンドシー企画、1989年12月から1997年9月。編集長・飯島信吾)

 『健康せいきょう』[日本生協連医療部会(現:日本医療福祉生協連合会)、1991年~1993年)

 『パフォーマ』、芸団協(日本芸能実演家団体協議会)編集・発行

 『仕事の発見』創刊号(日本労協連発行、シーアンドシー出版編集、1993年1月)
 『仕事の発見』(日本労協連発行、シーアンドシー出版編集、1999年1月)

 『大相撲ファンクラブ』(ビィヌーベル発行、シーアンドシー制作、第一生命協賛、共同通信・写真。1992年~1994年)

    200413shigoto2

 (株)埼玉総合宣伝センターと一緒に作業した仕事

 『けんこうと平和』(医療生協さいたま発行、シーアンドシー出版編集・制作、協力・㈱埼玉総合宣伝センター、デザイン・㈱ネオプラン)。10万部のタブロイド・カラー紙面、MACでQuarkXPress(DTPソフトウェア)で作業。2000年から2006年。

 『健康ネットワーク』(医療生協さいたま発行、シーアンドシー出版編集・制作)。月刊誌で県内各地の支部から原稿をテーマごとに集め、制作。読者対象は支部委員、班の班長さん。

 『トトロのふるさと』(医療生協さいたま発行、月刊でB5判12p、全国の医学生向けに3000部郵送した)。

 

 

 

2020年4月 5日 (日)

21万アクセスがありました

 20万アクセスは2019年10月10日 (木)でした。
 今回も、読み手の希望にマッチしたのかどうか、疑問に思いながら書き進めてきました。

 ありがとうございました。

  20040521man

   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/

 

 


 

コロナ市中感染拡大の時期に対応できない「コロナウイルス対策班」

【追記】【論座 RONZA 朝日】「コロナ検査不足が医療危機を生んでいる
診断・隔離・治療政策を立て直せ」、小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員、2020年04月21日

   https://webronza.asahi.com/business/articles/2020042000004.html

 

  このレポートが描いている「厚労省クラスター対策班」の分析の間違いが、出発点だと思う。

 >クラスターさえ抑え込めば、感染は広がらないという見方は甘すぎるように思える。押谷氏は感染者の8割は人にうつさないという説明もしていたが、本当にそう言い切れるのか、疑問は残る。

 >医師会などはもはや国の方針転換を待てないと、独自にPCR検査センターをあちこちに立ち上げている。このような現実を前に、クラスター対策偏重路線はもはや限界が見えた。

 >日本の現状は、検査不足を事実上是認しつつクラスター対策一辺倒に賭けてきた政府の「ギャンブル」路線の限界が露呈したようなものである。
 クラスター対策はうまくいったはずなのだが、感染拡大はとどまる気配がない。クラスターつぶしという局地戦の成功に目を奪われて市中感染の広がりに気づくのが遅れた「日本方式」は、一連の「コロナ失政」の中心に位置しているのではないかとすら思える。

 >ドライブスルーやウォークスルー検査施設の全国展開、民間検査会社の全面的活用、検査キットの早期配備、地域ごとの検査センターの設置、ホテル以外の宿泊研修施設など隔離施設の確保、アビガンなどの早期投薬による重症化の阻止、人工心肺装置や人工呼吸器の確保と増産、マスクや防護服など医療・介護従事者を守るための装備の充足…これらは自治体や地域の医師会で勝手にやってくれといわれてできるものではない。政府が許認可や費用負担も含めて最大限努力しなければならないものだ。深刻化しているコロナ危機のいま、それができないのなら、政府が存在する意義は一体どこにあるのか。

 ⇒記事内容に同意。クラスター潰しは時間稼ぎと思っていましたが、その間に準備すべきことを準備して来なかったツケが出ていると思います。事態が収束したら、誰がどのような意図でPCR数を抑制して来たのか(政府側も含めて)検証してほしい。
専門家を信じ過ぎてはいけないです。原子力発電所に「全電源喪失対策の必要はない」とお墨付きを与えたのは、当時の「安全規制委員会の専門家」だと聞いています。古くは、「水俣病はチッソのせいではない」と言ったのも専門家でした。

 

▽追記(2020.04.16) 話題のドキュメントが、YoutubeにUPされている。

   https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=gcjRoiA-1Lw&feature=emb_logo

 

▽追記(2020.04.15) 【飯田 哲也 facebok】、4月12日 9:32 ·

   https://www.facebook.com/tetsunari.iida/posts/10222838506930477

 
  昨夜のNHKスペシャル(再放送4月16日(木)に再放送)が話題ですね。日本のクラスター対策(というインパール作戦)を立案した押谷仁教授による事実上の白旗宣言。「韓国やシンガポールのようには検査ができないから、クラスター対策しかない。そのクラスター対策も限界。抑え込める自信がない・・」
この押谷仁教授、1月29日に朝日のインタビューに答えて「重症な肺炎に進行せず、発熱やせき、くしゃみといった症状で収まる人が今回は多いのでは」など、根拠もないままあまりに甘い認識を持っていたので、こんな人を戦略の中心に据えたことも失敗の一因。まさにアジア太平洋戦争で失敗した参謀をそのまま活用したことにかぶります。

 

▽追記(2020.04.15) 【参考→この記事もウソというのか】PCR検査抑制の本当の理由。責任者が告白=「最初から手遅れだった」 [コロナウイルス]

https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-04-14?fbclid=IwAR0Si3fEOEA7nhtXJCFuA892ZoNL1zmaJi3S6-kWjMEqS4e4Xoz-KGjDiFg

 

▽追記(2020.04.12)NHKスペシャル(04.11)で、押谷教授は、「自分たちが助言をし始めた2/25の段階で、韓国やシンガポールのようなPCR検査はすでに不可能な状態だったと。それで、仕方なく(?)、クラスタに絞ったPCR検査という戦略をとったと。」
【早期に真実を話すべきだった】Nスぺ押谷氏に変化、3月22日「PCR検査を抑えていることで踏みとどまっている」⇒4月11日「2月末の時点で感染経路不明が相当数、PCR検査を徹底してもすべて見つけるのは無理だった」
投稿日:2020/04/12/ 04:21 更新日:2020/04/12/ 04:23

▽再放送 「NHKスペシャル▽新型コロナウイルス瀬戸際の攻防感染拡大阻止最前線からの報告」 (NHK総合1・東京) 、4月16日(木)、午前0:50~午前1:55(65分)

  (ここから本文)

   Facebookで「厚労省の講堂に100人近い官僚他が寝泊まりしている」という話や早朝4時ごろに「厚生労働省発のtwitter」で、テレビ朝日モーニングショーと玉川記者への反論が書かれている、ということがあった。後者のtwitterは誤りであったことがすぐに分かったが、官僚さんもお家に帰ったらどうか、とツイートしたことがあった。
 その100人に及ぶ集団が「厚労省内クラスター対策班」であった。
 以下、facebookで書いてきたことであるが、続けて読んでほしい。

 NHK放映の「厚労省内クラスター対策班」とは
 今日(2020年3月28日)、NHKBS1で再放映していた、15:00 NHKスペシャル「“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」
  これは朝からビデオ録画で観たが、東北大学・押谷 仁教授(政府の専門委員)は、PCR検査よりも「クラスター発見・つぶしをやることが重要」と発言。この番組で「厚労省内クラスター対策班(?)」を陣頭指揮する姿が初めて描かれていた。
 「PCR検査すると医療崩壊が起こる」「新型コロナの治療法がない」「8割がウイルスをうつさない」、さらに最後に「日本が今、行っている、コロナとたたかう方法は、世界からも注目されている」と発言。
 何だ裏SNS上に登場しているさまざまな「ご意見」の根っこが「厚労省クラスター対策班(?)」から出ていたわけだ。
 国会で加藤厚労省大臣が、ニヤニヤして「PCR検査は4000件できる」と答弁して、さぼってきたことのバックボーンを担ってきたのでは。
 しかし市中感染の状況が広がっている現在、彼が心配していた「クラスター以外の感染者が東京に出てきた今」、研究者としての役割が問われる。
 ここにも「原発は安全」などとエリート官僚と一緒に行動してきた大学研究者と同様な「反社会的・反人間的」・民主主義を内部から掘り崩す役割を担っている集団がいることが分かってきた。
 「クラスター対策班」の成果が新聞で発表されていたのは、たかだか12日前だ。
 東京で今日も60人を超える(2020年4月5日現在:143名) 陽性者が出ていると、先ほど(16時過ぎ)TVで流されている(感染経路不明者の増大)。

 「上医師」が警告する事実 

   ▽追記:以下の文章が有料なので読めない、と書かれているので、以下を紹介。

【Youtubeで】新型コロナ対策で人体実験が行われている 医療ガバナンス研究所理事長 上昌広(日刊ゲンダイ発 #上昌広 #新型コロナウイルス ) 

  https://www.youtube.com/watch?v=8EUMDgeSnxA

 中国・武漢市が「震源地」だった新型コロナウイルスは世界中に感染拡大し、WHO(世界保健機関)は「パンデミック」を宣言した。日本でも連日、感染者が増え、「政治決断」の名の下、安倍首相が思いつきで打ち出す対策は効果に科学的根拠が見えない。感染を判断する検査件数も依然増えず、国民の不安は募るばかりだ。そんな状況を、内科医の立場から冷静に分析し、話題を呼んでいるのがこの人。山積する問題の背景には何があるのか。

  ▽有料記事
 「PCR検査」を排除し、「抗体検査」には関心を寄せない「政府のコロナウイルス対策班」の動向について、なぜ批判すべきかを説く「上医師」の分析が読める。
 https://www.fsight.jp/articles/-/46743?fbclid=IwAR3Ifi3E2E_vzFZ-EEmh62QEAdTX2oQDqFnFCPvvJ9GLhTGOSUFGR096k1c

 「国難を救うコロナ対策班」という映像を、NHKBS1で再放映していた、NHKスペシャル「“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」(2020年3月28日)で観た時から、戦前の内務省官僚が行った監視・探索を思い出した(治安維持法を利用した特高の手法)。
 クラスターという用語から始まる研究者の動きは、国民の健康・安全を守るためではない、「自己実現論」と製薬資本の姿が、見え隠れする。
 そして、NHKが放映した「PCR検査」排除でふりまわされて、保健師が「濃厚接触者」探しという、その先兵をになっている姿は残念だ。
 まじめな保健師が管理職に「4カ日間、熱があり感染指定病院で検査を受けてもらいます」と気弱く語る姿からは、専門家としての力がそがれている。


【参考】春日部・越谷から見た「積極的疫学調査」――記者のレポート。
 新型コロナ検査。埼玉県100人の結果から見えた限界と課題
 「調査の目的化」に意味はない。保健所は医療機関を支援する業務に注力せよ、松浦新 朝日新聞さいたま総局記者
 https://webronza.asahi.com/business/articles/2020040300002.html?page=4


 拡大初期には有効な「積極的疫学調査」だが……
 このように、陽性が判明した人の濃厚接触者を追いかける調査を「積極的疫学調査」という。陽性者がみつかると、その人の行動を調べて、関係者にあたり、症状がでていようがなかろうが検査をして、さらなる拡大を防ぐ。
 積極的疫学調査は、感染が広がり始めた初期には有効だが、春日部の例でもわかるように、帰国者でも濃厚接触者でもなければ検査は遠い。検査を受けられる医療機関は県が指定するが、それは非公表だ。政府は37.5度以上の熱があっても4日は我慢して、4日以上続いた場合に帰国者・接触者相談センターに電話をして指定医療機関を紹介してもらうよう、呼びかけている。(中略)
 「木を見て森を見ない」状態に
 積極的疫学調査は、感染初期に、国内に侵入してきたウイルスなどを追いかけて「封じ込め」をするには有効な調査なのだろう。しかし、春日部の例も、越谷の例も、最初のウイルスがどこから来たかが判明したという話は聞かない。こうした事例は、埼玉県内だけでも枚挙にいとまがない。
 すでにかなり蔓延した状態で、積極的疫学調査は、「木を見て森を見ない」状態になっていると見ざるをえない。保健所の職員は土日もいとわずに出勤して、真剣にこの仕事に取り組んでいる。しかし、その仕事は、結果を後追いするもので、前向きな感染防止に役立っているか疑わしいものになっているといえないだろうか。


 日本でも若い世代に向けて、もっとポジティブ(明確、積極的)な提案を!
 >英国政府が3月24日、新型コロナウイルスの医療現場を助ける25万人規模の支援ボランティアを一般から募ったところ、発表後24時間あまりで50万人の応募が集まった。同国は23日、不要不急の移動を全て禁じる3週間の「ロックダウン」に入った。医療現場も崩壊の瀬戸際にあり、引退した医師や看護師と医学生を合わせ3万5000人がすでに医療現場に入っている。(ロンドン=冨久岡ナヲ)

   ▽追記:本稿とは真逆の評価をしている「デイリー新潮・WEB版」(2020年04月05日 14時59分)の記事が発信されている。
【新型コロナ】死亡者数が少ない日本 世界で唯一の「クラスター潰し」が奏功か?
 
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-620359/



 

2020年3月26日 (木)

『トラジャ――JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉』を読んだ。

 ジャーナリストの西岡研介氏の渾身の1冊だ。46判、600ページ(2019年10月 3日)を超える大部な本。ここでも「『暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』を読んだ」[2019年10月10日 (木)]と同じで書評はしない。
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-f47931.html

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 読後感は、編集子が追究してきた「インフォーマル組織」(秘密労務組織)と同じ組織。
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/informal.htm

 JR資本(保守政府も)が許容した「松崎明(1936年2月3日―2010年12月9日)版インフォーマル組織」の「フォーラム組織化」(企業内労働組合)の典型例。
 後半の北海道版「松崎2世たち」も同様だ。

 松崎死後におけるJR東日本における労働組合員の大量脱退と「不参加型」から戦闘的労働組合の終焉を書いているが、「企業内労組」の終焉ではないか。
 編集子にとって、企業社会における争奪戦を担った「労働組合の暗澹たる姿」を変革する社会連帯的人間の存在がない本は、読んでいてつらいものがある。

 しかし、西岡氏の労力を良しとして、ご本人のインタビューを紹介しておく。
 【著者に訊け】西岡研介氏/ 『トラジャ JR「革マル」三〇年の呪縛、労組の終焉』/2400円+税/東洋経済新報社
NEWS ポストセブン
 https://www.news-postseven.com/archives/20191107_1476069.html

▽武田砂鉄(たけださてつ、ライター、1982年生まれ)。著書に『日本の気配』『紋切型社会』など(2019年4月より書評委員)の書評。
「トラジャ」 うごめく欲吸い上げた執念の取材 朝日新聞書評から(朝⽇新聞掲載:2019年10月26日)
  https://book.asahi.com/article/12825152

▽ JR東労組、組合員2.8万人「大量脱退」の衝撃、民営化から30年、大きな転機を迎えている、木村 秀哉 : 東洋経済 記者、2018/04/10 6:00
   https://toyokeizai.net/articles/-/215728

 

 

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2020年3月18日 (水)

個人別・テーマ別「論文サイト」を開設してほしい

 昨年末以来、著名な労働関係のあるブログが読めなくなっている。「研究会」で会ったご本人から、「新聞記事のデータUPがある新聞社から問題指摘されている」という話を聞いた。

 「論評だけでも発信してほしい」とお願いした。

 ここが引っかかったら「新聞記事」を掲げ、facebookで論評する、楽しみなこともできなくなる、ハズだ。

 

 昨年以降、新聞紙上に、「論文のダウンロード」もだめだと議論が始まっている。しかしこの記事には、「新聞記事」はないが、当然含まれている。

 

 「誰が頼んだ」違法ダウンロード対象拡大、人気漫画家も懸念(2019年02月13日 15時25分 公開、[岡田有花,ITmedia)

 「朝日新聞の報道によると13日、文化審議会著作権分科会で、ダウンロード違法化の対象が、漫画、小説、雑誌、写真、論文、コンピュータープログラムなどあらゆるネット上のコンテンツに拡大されることが了承されたという。スクリーンショットもダウンロードの一種として対象に含まれると記事では説明。ただ、刑事罰の対象範囲については、原作を丸ごと複製するなどの悪質性の高い行為に絞り込む方針で調整するという。

  https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/13/news104.html

 

 「スクショもNG」で広がる混乱、合法と違法の線引きは? “違法ダウンロード対象拡大”の問題点 (1/4)――2019年02月14日 15時30分 公開、[村上万純,ITmedia]

  https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/14/news107.html

 

「違法ダウンロード対象拡大」法案、文化庁が意見公募 ネット上では「誘導的な質問ではないか」など疑問の声も―― 2019年10月04日 18時00分 公開、[ITmedia]

 権利者の許可なくアップロードされたコンテンツを、違法と知りながら私的にダウンロードする行為を著作権法違反とする範囲を、漫画や論文など著作物全般に拡大する法改正案について、文化庁がパブリックコメントを実施している。同法案は「一般ユーザーの萎縮を招く」などの批判を受け、3月に国会提出が見送られたが、文化庁は「より慎重に検討するため、国民の懸念事項などを幅広く募る」としている。しかしネット上では、パブコメの設問を巡って「違法化に賛成するよう、誘導する質問ではないか」と疑問視する声も上がっている。

  https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/04/news119.html

 

 私も「現代労働組合研究会のページ」を編集しており、サイトに膨大な(私にとっては)論文を掲載している。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top3.html

 

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm

 

 この中に、「著作権の相続者の了解を得ていなかったページ」があり、30数年ぶりにご親族にお願い状を出したが、「了解しました」とご返事をいただいたので、ホッとしている。

 本サイトに掲載する場合はメールを探し(研究者の場合は「社会政策学会名簿」などに掲載している)、友人・知人に問い合わせて、お願い状を出している。しかし、部分的には「未送信」になっている方がいるのも事実だ。

 

 研究機関が正式に個人別・テーマ別「論文サイト」を開設して、同じようなページ作りをしてくれることを望んでいる。そうすれば、私の「思い」の一端は生き続けるのだが。

 とにかく「windows95以前の労働運動・社会政策」の記録・業績などが希少になっているので、いまやらないと「高度成長期」に生きたデータがなくなる。

 もっと職場の記録を出してほしいというメールをいただくが、横断的に捕捉する呼びかけや作業をする研究者・実践者がいないのも残念だ。

 

2020年3月 7日 (土)

佐方信一さんの追悼文集で6人の方のメモリアルを編集した。


 人生は「縁」だとしみじみ思わざるを得ないが、以下のように5人の方の追悼集とかかわってきた(柴田さんは、HPづくりで)。

  ▽シーアンドシー出版のHP

  http://e-kyodo.net/

 

 

  200307tuitoubunsyuu

 

 追悼文集『ひたすら生きて 佐方信一 ある日ある時』を編集した――2020217 ()

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-3c6723.html

 柳澤明朗のページ

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/yanagisawa/yanagisawa-index.htm

 柴田光郎のページ

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/shibata/index.htm

 今崎暁巳のページ

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/imazaki/index.htm

 『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する――PARTⅡ

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-26a3.html

 中林賢二郎のページ――現代労働組合論のページ

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/nakabayasi/nakabayasi-ronkou.htm

 

 

  ▽追記 20200306日に仕上がってきたので、 Facebookで発信した。

    https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=912225989232132&id=100013342181734

 長年、編集者・校正者として生き続けた佐方信一さん(2019年3月15日没)の追悼文集[『ひたすら生きて 佐方信一 ある日ある時』(編者 佐方三千枝、発行 旬報社)]が仕上がった。デザイナーも加わり、出版社の出版物らしいものになったと思う。

 佐方さんは、50年近くにわたり『日本労働年鑑』(法政大学社会問題研究所編)や『社会・労働運動大年表』を(前同)はじめ労働運動史関連出版物に関わってきた。この分野でこれほど多数の出版物をになった編集者は珍しいと思う。

 追悼集は少部数なので、同書中に収録されている「主な仕事」(石井次雄作成)の一覧をUPしておきたい。

 

 本書は後輩として、編集・DTP作業をしたが、私だけの力ではできたわけではなく、編集・校正は、石井次雄さん(元旬報社社長)、口石利昭さん(元旬報社編集部)が行ってくれて、そして木内洋育(現旬報社社長)さんがデザイナーを選んでくれた。

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