2024年6月 3日 (月)

「ワーカーズコープ・センター事業団の35年」(各論編)を読む。

『共につくりあげてきた 協同労働の世界』

 よい仕事・全組合員経営を掲げて
   労働者協同組合法時代を切り拓いた
  ワーカーズコープ・センター事業団の35年:各論編(2024年3月25日)

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   現在、40年前からの編集者の仕事として残った、「永戸祐三自伝」刊行を目指して、聞き取り取材をするためにワーカーズ本部に日参(名詞 編集 · 毎日寺社に参詣し、神仏を参拝ずること。ある目的を達成するため一定の場所に毎日行くこと)している。
 カッコ内の意味に近い心情なのかもしれない(毎日は行ってません)。
 労働組合運動内に企業・資本陣営によって産み落とされた「インフォーマル組織を克服できなかった」と思った1980年代。この「反社会党・反共産党を謳い」、 「自己実現論を基礎とし、企業社会の主人公づくりに」対抗していくために、民主的改革路線を主張した中西五洲さん(当時、建設一般全日自労委員長)に共鳴して、『労働組合のロマン――苦悩する労働組合運動からのレポート』(中西五洲著、労働旬報社、1986年2月)を刊行した。
 続いて民主主義的地域社会づくりを担う、新しい地域協同組合を再興するために「労働者協同組合について編集」し、チャレンジした。
  http://www.e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210209tinginto

 その後、21世紀になっても実現しないであろうと思っていた労働者協同組合法が誕生した。

 その実現を勝ち取った原動力は、以前紹介した◆『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡――日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2023年6月15日 A4判 286p)の出版物の世界があったからだと思う。
  http://www.e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210818workers-nagato

 次に紹介したいのは、畏友の松澤常夫さん(前日本労協新聞編集長)が中心になって編集した以下の出版物だ。
 長文になるが、まず「あとがき」も読んでほしい。
  『共につくりあげてきた 協同労働の世界』
    よい仕事・全組合員経営を掲げて
   労働者協同組合法時代を切り拓いた
 「ワーカーズコープ・センター事業団の35年:各論編」(2024年3月25日)

 あとがき

 「労働者協同組合法時代を切り拓いたワーカーズコープ・センター事業団の35年」(35年史本編)を、23年6月に刊行した。労働者協同組合法(20年12月成立)がなぜ実現したのか、運動の原動力は何であったかと、田中羊子理事長が歴史を振り返った書で、全組合員に配布した。本書は「35年史各論編」である。
 「本編」で田中理事長は、「本書に記した歴史は、私自身の体験や実感によるところが大きく、限定的だ。仲間の実践を踏まえた『各論編』をチームを作ってまとめている」と述べたが、発刊は23年度末になってしまった。とくに、早く原稿を寄せていただいた方々、座談会に出席していただいた皆さんには、感謝するとともに、大幅な遅れをおわびしたい。              
 ただ、遅れたのは、調べれば調べるほど、あまりにも豊かで教訓に満ちた仲間たちの実践の数々を知り、それをできる限り紹介したいと願ったからでもあった。
 仕事を増やし、自分たちの「貸金」を上げ、委託の仕事を切られても、仕事おこしの歩みを続ける埼玉北部や東京東部第一。病院清掃中、患者さんから「売店はどこ」と聞かれ、「ないなら自分たちで」と、売店や移動売店を始めた東京健生病院、戸塚病院、宮崎生協病院現場などの仲間たち。さまざまな障害がある人、アルコール依存症、路上生活の人たちなども含めて、「共にはたらく」実践は枚挙にいとまがない。「所長になって初めて原価率が300%だと知った」(亘理事業所)、「累積赤字4000万を知らず、『経営改革モデル事業所』に指定されたと聞いて、『良いモデルと思った』仲間もいた」(宇都宮事業所)状態からの「経営を自分ごとにする」改革。生活介護などの事業休止を利用者に伝えるときの苦悩と、「自分たちも要望するばかりだった。もっと関わらなければいけなかった」という利用者の声(大隅ゆらおう事業所)など、事業・経営の主人公・主体者となり、協同労働を追求するが故の感動と苦闘の物語。まさに、「宝物」だ。
 私たちは「労働者が経営も担う」と主張してきたが、それでは法律がつくれず、「経営」を「意見反映」に変えることで法成立に道が開かれた。しかし、誰かに自分たちの意見を反映した運営をしてもらうのではなく、そこで働く自分たち自身が「経営」し、連帯を広げるからこそ切り拓き、創造してきた世界がここにある。
 本書では、個々の取り組みと組織全体の運動との関連がわかるようにと、労協新聞(当初は「じぎょうだん新聞」)の記事も多く紹介するようにした。
 労働者協同組合運動の歴史をまとめた本はこれまでにも何冊かある。2017年、運動を長く率いてきた永戸祐三さんの労協連理事長退任を機に、労協連が発行した、「みんなで歩んだよい仕事 協同労働への道 そしてその先へ-ワーカーズコープ三五年の軌跡」は、永戸さんの「ワーカーズコープの体験的歴史と思想」を軸とし、分野・課題別に「運動の歴史」と「政策提言集」などをまとめた。同年、センター事業団は「自ら花ひらいて」という「30年史」を発刊した。ここでは、年ごとの主な出来事について、当事者が振り返った。22年刊行の岩波ブックレット「<必要>から始める仕事おこし協同労働の可能性」(労協連編)では、コンパクトに歴史と仲間の実践を紹介した。

 「本編」「各論編」とともに、上記の本もぜひ多くの方々に読んでい共にただければと思う。

                  編纂委員 松沢常夫(労協新聞前編集長)

2024年4月26日 (金)

2024年春闘で大日本印刷株式会社と印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会は、労使協定!

 非正規労働者が自ら労働組合を組織化し、大企業社会において奮闘して「労使対等原則」を(労働組合法・労働法がめざしていること)実現してきたことは、学びあう事実ではないでしょうか。

 私は現下の「労働の衰退」の中で、「あたり前の労働組合を」めざす地道な闘いの情報発信をまだまだしていきたい。

 それも企業内組合名ではなく「産業別一般組合(業種別労働組合)名」で労使協定を結んだことだ。

 ▽印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会は、大日本印刷株式会社と労使交渉結果を労使協定として実現する。

http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/index.html#240424rousikyoutei-3

 2024年賃上げ交渉で、定期昇給10円、ベースアップ80円合計時給90円のアップを勝ち取りました。

 これまで賃上げについて労使協定が締結されませんでしたが、

 初めて労使協定しました。

 印刷関連ユニオン・大日本印刷分会

 分会長 吉村 宗夫

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 ◇吉村宗夫:4月10日 (facebookで発信)·

 印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会は、カイシャと団体交渉を始めてから満8年。未だに労使交渉結果を労使協定化してません。

 2024春闘賃上げ交渉は、3月19日時給90円アップの回答でしたが、回答に不満で再考団体交渉を3月26日開催、回答額変わらず、4月9日賃上げ交渉妥結表明し労使合意しました。分会から労使協定することをカイシャに求めていますが、未だに協定化を拒んでいます。1986年大阪府労委の命令は、アジア金属工業事件で、正当な理由なく労使協定を拒否するのは不当労働行為と命令しました。その事実を団交でカイシャに教えたのですが٠٠٠٠٠٠。

 カイシャから協定案を出して来ると、大日本印刷代表取締役社長が前にあり、印刷関連ユニオン執行委員長は後でした。

 労働組合法や労働6法には労使の順ですが、使用者が前でないと納得出来ないのでしょうか。

 とにかく労使や対等平等の言葉が嫌いなことは確かです。 少しオトナになってもらいたいものです。

 

 

2024年春闘が中小企業・非正規労働者の一人ひとりに賃上げをどう勝ち取ったかが大きなテーマの時代に、「大企業の非正規労働者の組織化」を実現している「全印総連・印刷ユニオン、大日本印刷分会」の闘いの経過をまとめて編集している。

❖2024年春闘で「印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会は賃上げ回答、定期昇給10円、ベースアップ80円、計90円、7.6%」を勝ち取った‼️――18時間月18日労働で、12960円で社員の13000円の賃上げと格差٠差別があります。」

http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/index.html

3月いっぱいのアクセス件数は、合わせて1000アクセス近くもあり、どなたが紹介しているのかわからないが、最近では「ほぼレアの闘い」なのに、日本各地から注目されている。

http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/231230kumiaikessei.html

私は、日本国憲法第28条、労組法の精神を無視して、上位概念として「政党の論理」と「レーニン主義の呪縛」を批判して、労働組合選択の自由を書いてきた。

2023年6 4 ():連合内「階級的民主的強化の担い手論」を変革し、衰退から再生へ

    http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-75ce1a.html

若い世代の方には、自立的な社会的連帯精神を磨いて、新しい労働組合運動、ユニオン運動に参加する道にすすんで、いまの「競争過激主義」「昇進昇格的人生ではない民主主義人生」を、協同して歩んでほしい。

 

2024年4月20日 (土)

佐々木洋先生から「ロシアのアキレス腱は,集団化による「餓死の恐怖」を逃れるべく,ソ連市民が降伏し,受動化した所以か?」が送られてきた。

  今回の「佐々木洋さんのホームぺージづくり」は、コロナ禍前(2016年3月25日)だったが、畏友の手島繁一さんから紹介され、札幌まで赴きビジネスホテルのロビーで編集会議を行ったのを思い出す。ご両者の関係は、北海道大学の先輩・後輩だった。

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/index.html

 私は、大月書店から出版された『スターリン問題研究序説』(中野 徹三 、高岡 健次郎、佐々木洋、佐藤俊二、藤井 一行、橋本剛、村山紀明著、46版上製、1977年12月)の執筆者のお一人で、大変刺激を受けたことを覚えている。

 http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/suta-rinmondai.html

 http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/160318suta-rin.pdf

 佐々木さんは、日本で「ジョレス&ロイ・メドヴェージェフ」ご兄弟の研究をしてきた第一人者の方だと思う。

 先日、以下の新しい論文の送っていただいたので、「佐々木洋のページ」(札幌学院大学名誉教授)に掲載しました。送付文も読んでいただきたく、UPします。

 く論 文〉:ロシアのアキレス腱は,集団化による「餓死の恐怖」を逃れるべく,ソ連市民が降伏し,受動化した所以か?

ラッセル1920『ロシア共産主義』&エルリフマン2004『20世紀の人口損失』再読(佐々木洋、『札幌学院大学経済論集』第20号、札幌学院大学総合研究所、2024年2月)

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/index.html#roshia200417

 

 大姉大兄各位

 皆さまご無沙汰しております。

 このほど、13年前に定年退職になった元の職場の研究紀要『札幌学院大学経済論集』第20号が刊行され、拙稿の別刷りができましたので、謹呈いたします。

 拙稿の「はじめに」で、述べていますが、プーチンが露ウ戦争を始めたとき、真っ先に想起されたのが、パートランド・ラッセルの古典的小著『ロシア共産主義』1920年刊と、現代ロシアの歴史家でジャーナリストのワジム・エルリアマン著『20世紀の人口損失:便覧』2004年刊でした。2著とも、「目的のためには残酷な内戦を厭わない『ロシア・ソ連の発展の破局的性質』」をテーマに含んでいます。

 そこで本稿は当初、二章構成とし、ラッセル著とエルリフマン著それぞれの、現代史的意義を考察することを主眼としていましたが、昨年暮れの初稿段階の文献検索過程において、エルリフマンの先行研究者の一人である「ソ連人口損失」の研究史家セルゲイ・マクスドフが、筆者自身にとっても、のっぴきならない人物であることが判明し、急遽、「補章」を加

え、マタスドフの「ソ連の人口損失研究」の画期的意義を紹介することとしました。

 自分がこれまでいかに無知であったかをさらけだすようなものですが、私にとっての驚きは、個人的にも四半世紀付き合った、ロンドン在住の旧ソ連異論派ジョレス・メドヴエージェフ(2018年逝去)が、米国在住の旧ソ連異論派セルゲイ・マタスドフとも、多くの接点があったことを、つい先日の二校段階で確証できたことでした。

 なお、異論派ジョレス・メドヴエージェフは1997年秋、札幌学院大学創立50周年記念国際学術シンポジウムに招聴され、パネリストの一人として登壇しています。

 未熟で反省点の多い拙稿ですが、ご笑覧くださいますと幸いです。

 近年、気力も記憶力もとみに減退しつつありますが、冥途の土産にいま少し書きたいものがあります。

 各位におかれましては、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

            2024年3月25日 佐々木洋 (Eメール:アドレス)

 

 【追加して】佐々木さんから、以下の2点が送られてきたので、以下のように、再UP・更新しました。

 ▽日本人はなぜ、地震常襲列島の海浜に「原発銀座」を設営したか?2012年3月(ここで「pdf」で読めます)

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/achievement.html#genpatuginza

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/240420genpatu-3.pdf

 1ページで読めます→<資料と解説>日本人はなぜ、地震常襲列島の海辺に「原発銀座」を設営したか? 

- 3・11原発震災に至る原子力開発の内外略史試作年表 -

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/genpatuginza.html

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/240420genpatu-3.pdf

 ▽2024年04月19日:農民が合唱しない労働者だけの革命歌はただの葬送歌

 swan songに落ちぷれる; GHQ顧問・米国農務省専門家W・ラデジンスキーのいまひとつの貢献――「ソ連は農業がアキレス腱」論争70年とソ連崩頓知年によせて――(佐々木洋、『札幌学院大学経済論集』第17号、札幌学院大学総合研究所、2022年2月)

http://www.sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/index.html#noumin200419-3

2024年3月24日 (日)

「草加 視覚障がい者 虹の会前代表」宮田新一さん(享年78歳)の偲ぶ会に参加。

 昨日(2024年3月23日(土))は「草加 視覚障がい者 虹の会前代表」で、1月のお亡くなりになった宮田新一さん(享年78歳)の偲ぶ会が、「越谷駅(東武スカイツリー線)の魚鮮」で開かれた。主催は、「ロービジョン友の会アリス」で、15人ほどの人たちが、思い出を一人ひとり語り合って、お悔やみをした。

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 出席した宮田夫人は「にぎやかなのが好きだったので喜んでいると思います」と感謝の言葉を、最後に語っていた。

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 私が10数年前に「NPOひかりの森」に参加して、毎週火曜日の「音声パソコン」のアシスタントとして参加し、NPO事務局を担ったときに、「視覚障がい者の情報取得困難」に対して、パソコン・拡大読書器、視覚障害者向けの電子図書サービスなどの福祉機器の解説を参加者一人ひとりに行っていたのを見て、関心したことを覚えている。

 その後、宮田さんに依頼されて「草加 視覚障がい者 虹の会」のホームページの立ち上げ、編集・制作を10年ほど続けていた(今は「視覚障がい者として生きて。草加-宮田新一のページ」に変更して、UP)。合掌

 http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/miyata/index.html

 ▽私という生き方。

 ルポライターの月崎時央さんの取材文で(カメラ・多田裕美子さん)、視力を失ったから気付けた、誰かの役に立てる喜び。“生かされた人生”、そして妻に心の底から「ありがとう」と語る宮田新一さん。

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/miyata/tukizaki-arigatou.html#220108watasino

 ▽これまで、発表されたポスター群(これはUPしておいて、と宮田さんの希望)。

 2017.07.26:宮城武久先生の「目の不自由な人へのサポート塾」

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/miyata/poster.html

 

2024年3月20日 (水)

「故西村一郎さんの偲ぶ会と新しい本・出版の記念する会」を開こう。

  先日、「故西村一郎さんの偲ぶ会と新しい本・出版の記念する会」を開こうと事務局を担う上田裕子さんと出版社・同時代社の川上社長、そして私の3人の打ち合わせが行われ、以下のように決めた。
 1 6月29日(土)、午後14時~16時
 2 場所は、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会食堂(東京・池袋)
 詳細とご案内は、みなさんにメール・郵送でお知らせすることにした。
 集まりの契機になったのは、昨年末に急逝された生協研究家・西村一郎さん(元生協総合研究所主任研究員)の遺稿集に近い単行本が出版された本を読み解き、みんなで語り合おう、という集いをめざしているからです。。
 ▽『増補改訂版 生協の道 西村一郎・最後のメッセージ』、同時代社、四六判・280ページ、2024/04/02、1,980円(税込)
 本書は、お亡くなる直前に、私に編集依頼があったが、ご家族と同時代社のご判断で出版にこぎつけた。
 出版社の打ち出しでは、≪命と平和のために、生協はどうあるべきか。協同組合の理念と実践、生協人たちの熱き想い――。丹念な取材でその本質に迫る。「歩く・聴く・書く」ことを最期まで貫いた著者の集大成≫となっています。
 https://www.doujidaisya.co.jp/book/b10078589.html

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 私は編集の意図を「刊行にあたって」として、次のように書いておいた。

 昨年(2023年)の12月6日(木)、西村一郎さん(元生協総合研究所研究員)が急逝された。お亡くなる直前の11月27日(月)~28日(火)にルポ研の上田裕子前代表と編集子に直接、それぞれ電話があり、か細い声で「自分が書いた本三冊とエッセイ(同人誌に書いた)一本」を読み込んで、「なぜ自分がルポを書いてきたか、一冊に編集してほしい」と言われた。
 その三冊のテキストを出版社側から送ってもらい読み込んで編集したのが、本書である。
 著者は、これまで40冊に及ぶ単行本を出版しているが、一貫して貰いていることは食のあり方、平和と協同、そして「日本の生協のアイデンティティ」を確立するための刊行物であった。
 とりわけ本書は、著者の生涯をかけた「生協の道」を探求するメッセージが込められた文章を書き続けられており、あとに続く「生協人への励ましと希望」をこめて未来の探求心の所在を書いている。
 それは「生協とはなにものか」と自己を客体化して、自問自答し、「子どもや孫に同じ職場で働かせたいか?」と問う精神。「五方よしの生協産直とは」を考えるために「生産者への期待」「生協の問題意識はどうか」、など一緒に考えませんかと呼びかけ、「いずみ問題の解明体験」から、「生協と生協人のあり方」を今一度考えるために、「生協における働き方」を問い直し、経営ビヘイビア精神に「ドラツガーとフランクフルの思想も生協に」取り入れる提案もしている。
 実践編では「被爆ハマユウの経験から平和への希求心」と生協の産直ネットワークづくりの一つの経験=恩納村(沖縄)でのモズクとサンゴへの取り組みの先進性を語りながら、生協・生産者・地方自治体の協同から地域づくりへの未来を語っている。
 返す返すも残念なのは、まとまった編集ゲラを著者が最後に目を通すことができなかったことだ。しかし、ご家族の配慮で、ここに出版できることとなった。
 次の世代の方々に、著者への共鳴の輪が広がるように、願うだけ。(飯島信吾)
 ▽同時代社のホープページ
  https://www.doujidaisya.co.jp/book/b10078589.html

2024年3月 9日 (土)

「印刷ユニオン(全印総連)大日本印刷分会の闘い」――「大企業職場にあたり前の労働組合を」のページにUPしました。

  
▼2024年01月(固定):❖新ページ:「印刷ユニオン(全印総連) 大日本印刷分会」に参加しませんか。️――労働組合は1人でも作ることができる。4人で分会結成。!!!非正規労働者が、大日本印刷久喜工場で労働組合を結成し大きな成果 !!!

  http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/231230kumiaikessei.html

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2024年03月08日:春闘勝利めざす、中央総決起集会٠行動が3月7日、日比谷野外音楽堂から行われた‼️――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

  http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/index.html


2024年03月07日:大日本印刷に春闘要求書を提出し、趣旨説明団交を開催しました。️――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会
2024年03月07日:3月6日全印総連٠東京地連主催の要求説明会。5社から参加している経営者代表に訴えた。️――全印総連٠東京地連
2024年02月29日:2月28日は、全印総連統一要求書提出日です。️――全印総連٠印刷関連ユニオン٠東京地域支部
2024年02月23日:2024春闘が始まりました。大日本印刷分会は2月28日要求書提出団交を予定して、工場内最低時給1500円をめざしています❗️――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会
2024年02月08日:24春闘はストライキ権を確立して闘うことを確認。――全印総連٠東京地連は182回目の臨時大会
2024年02月01日:全国印刷関連ユニオンは、臨時大会を開き「春闘で回答に不満の場合はストライキを実施して交渉にあたる」
2024年02月01日:月1度の印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会の久喜駅前宣伝実施――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

 

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❖2023年12月31日:❖新ページ――「2023年8月31日」から2023年12月26日」は、ここをクリックして下さい――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

   http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/index-2.html

2024年3月 1日 (金)

2024年春闘は、21団体で!非正規春闘を闘っています。

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「あたり前の労働組合を」のページにUPさせてもらいました。

http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html

2024年春闘は、21団体で!非正規春闘を闘っています。

 

20240115

2024年【非正規春闘を闘っています】――連載ページへリンク(入口)。

20240229

NHKで突然出てきてびっくり!非正規春闘いいぞ!――全国一般東京東部労組

20240229

今日(2月28日)のNHKニュースウォッチ9で非正規春闘について報道――総合サポートユニオン

20240229

春闘 大手企業では満額回答も 非正規雇用で働く人の賃上げは | NHK――春闘 大手企業では満額回答も 非正規雇用で働く人の賃上げは | NHK今野晴貴さんのXより。

20240229

非正規春闘 : 介護現場の悲鳴が聞こえてくる〜低賃金・過重労働・集団離職――総合サポートユニオン介護保育支部、222日(木)、松原 明・レイバーネット記事。

20240215

私立中・高の非正規教員が「学校を超えた」春闘を開始 複数校から賃上げ回答も。――215日(木)、今野晴貴。

20240210

非正規春闘の経団連要請行動などをNHK、TBS、テレビ朝日、朝日新聞、毎日新聞、共同通信→地方紙で報道。――28日(木)、総合サポートユニオン。

20240209

須田光照さん(全国一般全国協 東部労組、東京都葛飾区)、小畑 雅子さん(全労連議長)のX(旧twitter)で発信。NHKでも報道。

20240208

関西でも非正規春闘を始める動き――223日(金)、14:00PLP会館1(天神橋付近)にて意見交換・交流。総合サポートユニオン。

20240208

東京都労働委員会から広尾学園への要望書。――私学教員ユニオン(総合サポートユニオン私学教員支部)。

20240205

「毎日新聞」で「広がる非正規春闘」という記事が出ている。――25日付の朝刊。

20240131

宮城で非正規春闘を開始しました。――仙台けやきユニオン・みやぎ青年ユニオン。

20240130

みやぎ青年ユニオンと仙台けやきユニオンを核として、――宮城県での非正規春闘のスタート。

20240130

非正規が賃上げ10%を要求! 「低賃金依存」の業界体質を変えられるか?――(今野晴貴さんの@konno_haruki X発信)

20240123

橘学苑で働く教員たちが私学教員ユニオンへ加入し、正当な組合活動として懲戒事由に該当しないとした判決です。112日)――私学教員ユニオン(総合サポートユニオン私学教員支部)。

20240117

Amazon Flex ユニオン(総合サポートユニオン物流支部 Amazon Flex分会)を結成――報酬の引き上げなどを申し入れ(総合サポートユニオン)。Amazon運転手が労組結成(日本経済新聞、映像ニュース)

20240115

【#コンビニ非正規春闘】ファミリーマート――に対して、時給200UPの賃上げ要求を行いました!(総合サポートユニオン)。

20240115

❖新ページ2023年【非正規春闘を闘っています】――連載ページへリンク(入口)。

20240112

経団連包囲行動で首都圏青年ユニオンの原田さん112日)―― 全労連・国民春闘共闘の「24春闘闘争宣言行動」。

20240112

広尾学園と団体交渉です。未払い賃金、労働時間管理、休憩や有給休暇未取得、非正規雇用の待遇改善など112日)――私学教員ユニオン(総合サポートユニオン私学教員支部)。

20240111

「スシロー」に対して、5分未満の切り捨てについて、昨年1225日付で中央労基署から是正勧告が出されました――回転寿司ユニオン(労働組合)

20240107

広尾学園の労働問題を訴える宣伝活動16日)――私学教員ユニオン(総合サポートユニオン私学教員支部)。

20231205

2024年の「非正規春闘の要求方針」の発表の記者会見の内容が報道されました。――総合サポートユニオン。

20231205

本日(2023年12月4日)、非正規春闘実行委員会は、来年の非正規春闘の方針を記者会見で発表しました。――総合サポートユニオン。

 

2024年2月14日 (水)

「八甲田ロープウェイ」と酸ヶ湯温泉(青森)に行ってきた。

 先週の2月6日(火)に「八甲田ロープウェイ」(青森)に搭乗して、山頂入り口まで行き、樹氷を見てきた。昔、冬の蔵王に行ったことがあるが、見に行かなかったので、初めてその実像を見てきた。
 ロープウエーのお客さんは「大きなスノボーを持ったインバンド」の欧米人系とアジア系の人が多数だったが、こんなにも押し寄せてきているという実感を持った。
 とにかく、旅館のフロントには、前日は「風のため休止」と書かれていたロープウエーが動いていたのと、上がった時なんと雲一つない青空だった。

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    右手は麓まではっきり見え、ゲレンデまで降りていけそうな急坂を滑走していく人、建物の下を樹木の間を滑走していく人などがいた。
 目の前は、数百メートル先の樹氷群が見られた。但し、デジカメを向けたら、なんと真っ白で前後左右、分からなかったが、とにかくシャッターを押して撮影したものが、今回の成果。
 4~5歳のお子さんと来ていたインバンドの女性が「GO!」と声かけていたが、わが国の人だったら、どういうのか。とにかく20㎝ぐらいのサラサラな雪を踏みしめて歩くのだから。
 中には、和傘をかざした和服の女性が「寒いよ、早くして」と叫びながら撮影していた欧米人カメラマンの二人がいたが、撮影ポイントは最高なのではないかと思った。しかし山の晴は続かなかったのですぐに下山。
 最後に、実は今回は、日本一雪深い温泉宿、酸ヶ湯温泉に3泊のひとり旅で時間を持て余した。だから「八甲田ロープウェイ」がなかったら……。

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    宿の人から聞いたところ「今年は暖冬で例年の半分(3mちょっと)しかない」、と話していた。
 「ヒバ千人温泉風呂」でも有名だが、撮影の力がすばらしい表現をもたらしていたのも事実。行きたい方には、おすすめ。

2024年2月11日 (日)

インターネット事業団で、各ホームぺージを更新・制作しています。

   最近ある先輩から、「このブログ更新が少ないので」、と声がかかりました。

 日々のSNSの発信は怠っていません。

 ▽facebook

  https://www.facebook.com/profile.php?id=100013342181734

 ▽X(旧twitter)

  https://twitter.com/qzg11731

 また、日常的には、「インターネット事業団」のページを更新しています。

   http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/

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 ▽2024.02.01:◆宮城で非正規春闘を開始しました。――仙台けやきユニオン・みやぎ青年ユニオン。

 ▽2024.02.01:◇「キッチンとまとのページ」――2024年2月のメニュー ▼(ワーカーズコレクティブ・越谷市)

 ▽2024.02.08:関西でも非正規春闘を始める動き――2月23日(金)、14:00にPLP会館(天神橋付近)にて意見交換・交流。
「あたり前の労働組合を」のページにUPしました。
    http://e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html#kansai240223-1
 ▽2024.02.10:◆2月5日(月)午後、越谷市・福田晃市長へ、同8日(木)春日部市・岩谷一弘市長に「共に働く街をめざす自治体提言2023」を手渡し、懇談。(NPO障害者の職場参加をすすめる会、越谷市)。

 ▽2024.02.10:同上、(「(株)ニューオタニのページ」(春日部市)にUP。)

 ▽2024.02.10:◆非正規春闘の経団連要請行動などをNHK、TBS、テレビ朝日、朝日新聞、毎日新聞、共同通信→地方紙で報道。――2月8日(木)、総合サポートユニオン。

 ▽2024.01.01:◇「キッチンとまとのページ」――2024年1月のメニュー、▼(ワーカーズコレクティブ・越谷市)

 ▽2024.01.01:◆大日本印刷に印刷ユニオンを――分会の闘い、大日本印刷に印刷ユニオンを――結成の歩み

 ▽2024.01.01:◇「五十嵐仁のページ」(法政大学名誉教授、元法政大学大原社会問題研究所所長)

 ▽2024.01.01:◆「アリス」の会報―2023年12月22日発行――ロービジョン友の会(草加市、越谷市、川口市、春日部市など)、▽テキスト版:2023年12月。

 ▽2024.01.15:◆「すいごごカフェのページ」(NPO障害者の職場参加をすすめる会、越谷市)をUP――◆2023年11月から23年12月分のご紹介。

 以上の各ページを更新しています。

2023年12月13日 (水)

『医療労働』(日本医労連発行)を久しぶりに読んで学ぶ。

   X(旧twitter)で山田さんが紹介しているアメリカにおける労働運動のオルガナイザーの方の発言と「ランク・アンド・ファイル」の意義。また勉強した。

 アメリカの労働組合運動の活性化の要因は「産業別一般労働組合」とその組織化の運動をやっているからだ、と思う。

https://twitter.com/syashingo/status/1734502415238656170

 

 記念講演

 日本医労連2023年度秋・看護要求実現全国交流集会(2023年9月26日)

 アメリカの看護師たちのたたかいを学ぶ―要求実現にむけた運動の経過

 今田 紫織(ミネソタ州看護師連盟)、イスル・ヘラス(労働運動オーガナイザー)、大西 雄一郎(ミネソタ大学教授

 「看護闘争の歴史―「労働組合、ストライキ、看護師増やせ」は世界の流れ」

 【月刊「医療労働」】、(2023年11月号、2023年11月10日)

http://irouren.or.jp/publication/78c43a90e40f0b78c1b21f8fa80b71e2cb490f49.pdf

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 医療最前線のメンバーが、1970年代の国民春闘の立ち上がりを宣言して公務員・民間労働者を奮起させたことを思い出す。

 1968年に読んだ『夜明けがくる : 立ちあがる看護婦たち 新潟県職員労働組合 編』(新潟の看護労働者の闘い:ニッパチ闘争を描いた本、労働旬報社)はその本だった。

 今また、医療最前線の皆さんが先導して立ち上がっている。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/103099/S18817165-311-P018-OKA.pdf

  19688 年 3 月の妥結 、2 ヵ月後の 6 月にはルポルタージュ『夜明けがくる―立ち上がる看護婦たち』が発行された。その後、70 年 8 月には「夜勤協定」後の闘いを中心にした『白い波濤』が発行された。両書の執筆の中心となったのは、闘争の中核にいた県職労の横山廣である。闘争の現場にいた者でなければ書けないリアリティーのある感動的なものであり、新潟の「増員・夜勤制限闘争」のほぼ全容が分かる。

 新潟では、戦前の木崎村小作争議(1923 年)の闘う伝統を受け継ぎ、戦後は 1957 年に国鉄新潟闘争、1958 年からの全医労の「職場闘争方針」に沿った人権闘争(新潟支部の生理休暇取得闘争、高田支部の看護職の妊娠制限撤廃闘争)、看護婦の勤務時間 48 時間を 44 時間に短縮させた全医労と県職労の「四四闘争」など、職場における権利闘争の蓄積があった。

 

 ▽【月刊「医療労働」】、(2023年11月号、2023年11月10日)から。

 歴史的に見ても、企業は強制的かつ不法的なやり方で経済上の支配的な立場を維持してきました。そのため、労働運動のオーガナイザーとしては、経営者による組合つぶしの戦術を理解し、経営者による労働者の搾取を改めさせなければいけないと考えています。労働者と雇用者の関係は決して仲睦まじいものではなく、不平等な権力の分布に基づいたものであり、資本の所有者と労働者層との間の搾取的な関係にあります。

 労働組合の強さは、知識があり意識の高い組合員たちによってつくられています。彼らは、経営者と労働者の関係を理解し、労働者には団結することによって問題を解決していく力があると知っている組合員です。本当の意味で労働者の運動をつくっていくために、そして組合員が共通して関心がある問題について運動を前進させることに対し組合自身が関わっていくには、組合員の意識を向上させ、教育し、組織化して、さらに高い意識を持ってもらうようにしていかなければなりません。

 

 ランク・アンド・ファイルとは

 ランク・アンド・ファイルとは先ほど、ランク・アンド・ファイル(リーダーでも支配者でもない一般的な大衆メンバー層)という言葉が出ましたが、私はこれがキーワードだと思います。アフリカ系アメリカ人の自立と正義のたたかい、ブラック・フリーダム・ムーブメントを理解するために、とても大切なフレーズです。

 私の理解では、ランク・アンド・ファイルというのは、例えるならハイウェイのセンターレインにいるリーダー層ではなく、センターレインに入り、オーガナイザーとともに組合をつくる一般労働者のことです。彼らは組織内のヒエラルキー(階層構造)を超えていく、またはそのチャレンジを試みる精神を持っている人たちです。人種問題、性暴力やハラスメント、反移民主義などに積極的に取り組んで人と人をつないでいく人たちだと思います。

 ランク・アンド・ファイルとは、労働運動の基盤をただ単に待遇改善という概念でまとめるのではなく、社会を変えていく運動と、社会の未来像の接点をともに探求するインキュベーション・ステーション(新しいムーブメントを支援する施設)のようなものと捉え、労働運動に参加する人たちのことではないでしょうか。

«やっと解決か――ホームページが見られない。「さくらNET」からのメッセージ。

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